メディカルスタッフセッション5

心疾患画像診断の精度管理に関わる諸問題

笠井 督雄(東京医科大学八王子医療センター 循環器内科)
小松 誠(尼崎中央病院 心臓血管センター)

多くの心疾患の診断において、CT, MRI, 核医学検査, 超音波検査などの画像診断が必須な検査となっている。しかし、個々の診断法の精度の検討は必ずしも十分とは言えない。複数の検査法で、心血管の内径、狭窄率、心腔容積、駆出率、弁口面積などが計測されるが、計測された数値は精度を疑われることなく、病態の評価に使用されている。今一度、画像診断やそれから得られる計測値の精度管理を見直す必要がある。