安斉 俊久 | (国立循環器病研究センター心不全科) |
三浦 稚郁子 | (榊原記念病院看護部長) |
慢性心不全では、急性増悪を予防するための外来治療から始まり、急性増悪時の急性期入院治療、退院を目指した慢性期の入院治療、さらに、退院後の外来での治療継続に至るトータルなケアが、患者の生命予後改善や再入院抑制に必要となる。これには、心臓リハビリ、減塩などの食餌療法、薬剤師による服薬管理、MEによるデバイス管理、看護介入など多数の医療職種の関与が欠かせない。この講演では慢性心不全患者の診療に役立つ提言を多職種で共有したい。